ニューマーケット競馬場はイギリス・ロンドン郊外のニューマーケットにある競馬場です。


★★行き方★★

ニューマーケット競馬へは電車(汽車?)で行きましたが、行きはロンドンの駅のひとつ「Liverpool Street(リバプールストリート)駅」から出発しました。競馬場の方向的にはロンドンから北東へ行ったところにあります。(Liverpool Streetはロンドンの東側です。地下鉄のマップなどをご参照ください)
切符は同駅から往復で18ポンドでした。(2000年9月現在)
切符はオレンジ色の自動販売機では買えず、窓口で買いました。電車で帰ってくるなら往復を買っておいたほうがいいでしょう。窓口で買うと「Single(片道)」か「Return(往復)」か聞かれますので、往復のときは「Return」と言いましょう。
ここも大きな駅なのでホームがたくさんあって、果たしてどの電車がニューマーケットに行くか少々分かりづらいです。また、おそらく直通はないので途中で乗り換える必要があると思います。表示板があってそこに「Calling to〜」と書いてあるのが行き先(停車駅)ですので、その中に乗り換えの駅名の書いてある電車を探して乗りましょう。
ちょっとややこしいかもしれませんので、あらかじめネットのページで調べていくといいかと思います。大雑把に言うとIpswich(イプスウィッチ)かCambridge(ケンブリッジ)もしくはStowmarketまで行って乗り換えになるようです。Ipswich乗り換えだと約2時間、Cambridge乗り換えだと1時間半ほどのようです。(ロンドンの出発駅がKing' Cross駅に変わると思いますので注意)Cambridge経由方が近いようです。(帰りはKing's Cross駅に着きました)
私が行った時は行きはIpswich経由、帰りはCambridge経由でした。ロンドンと乗換駅までの間は、ほとんど止まらず快適です。乗換駅からニューマーケットへは2両編成ほどの田舎列車です。
ニューマーケット駅はほんとに何もない駅です。無人ですしホームも小さいですし駅を出ると田舎の住宅地です。駅前の空き地に馬運車が止まってたりするのでちょっと安心します。
駅には案内がなく、どうすればいいか写真にある駅の看板の前で悩んでいたところ、競馬場の送迎バス(大きな観光バス)が来たのでそれに乗りました。料金は無料で、約15分で競馬場に到着します。
でも案内が書いてないのでどういう風に運行されているのか分かりません。歩くにはちょっと厳しい距離だと思いますので、腹を決めて駅で待つしかないのでしょうか?

帰りはメイン入り口のすぐ前から駅行きのバスが出ています。一応、ニューマーケット駅に行くか聞いてから乗りましょう。送迎バスはケンブリッジ駅へも行くようです。
★注意★
店長が行った上記の案内はローリーマイルコースです。ニューマーケットにはスタンドが2つあって、主に夏前後にはもうひとつのジュライコース
を使用する時期もあります。場所がそれなりに離れていますのでご注意を!

行かれるのに苦労されたという話がありましたので、店長の記憶を頼りに地図を作りました。
縮尺はかなりあいまいですが、位置関係はだいたいあっていると思います。
駅や市街地から近い方がローリーマイルコース、遠い方がジュライコースです。
(どちらもニューマーケット駅から歩くには遠い距離だと思います。)
★住所★
Westfield House Cambridge Road
Newmarket
Suffolk CB8 0TG


★★賭け方★★

<イギリス共通の買い方>
Win:単勝
Place:複勝(4頭から7頭の場合1か2着、8頭以上の場合1から3着が当たり)
Each-Way:WinとPlaceの両方に賭ける賭け方です。「5ポンドEach-Way」というと5ポンドずつという意味のようで、合計10ポンドになりますから注意。

*WinとEach-Wayについては窓口でもBookmaker(ブックメーカー)からでも買えます。窓口はWinとPlaceは2ポンドから、Each-wayは1ポンドから買えるらしいです。
ブックメーカーだと、私が見た限りではだいたいどこでも最低5ポンドから賭けられるようです。(ブックメーカーはWinかWach-wayのみ売っているようです)

Exacta:連勝単式
Trifecta:3連単(1・2・3着に入る馬を順番通り当てる、8頭以上の場合に賭けられます)

他にもPlacepot/QuadpotとかJackpot、Multibetやscoop6などがあります。

Exacta以下はマークカードがあって、それを塗って窓口に出せば簡単です。(日本人なら慣れてますよね)
マークカードを使えば、言葉なんかわからなくても思い通りの馬券が手っ取り早く買えます。特に組み合わせを複雑にした場合は口頭よりも確実ですね。
  
マークカードの使い方
買い方としては、窓口で買う場合もブックメーカーから買う場合も言う事は同じです。
「レース番号」「金額」「種類」「馬番号」の順で言います。
例えば「1レースで2ポンドのWin、3番を買う場合、「レースワン・2ポンド・ウィン・スリー」といえば通じます。
ブックメーカーの馬券は、窓口と同じようにコンピュータ打ち出しのものと、連番が書かれたものの2種類があるようです。コンピュータ打ち出しのものは買った番号が書いてあったりするので問題なく確認できると思いますが、連番しか書いていないものは間違うといけないので、ブックメーカーが復唱した番号(賭けた馬や賭け金など)をちゃんと聞いておいて間違いないか確認しましょう。
窓口でも同じ物がもちろん買えてしまいますが、ブックメーカーから買ってみるのも珍しいことなので貴重な体験かもしれませんね。
  
手書き版(左)と機械打ち版(右)
これを買ったのはアスコット競馬場ですが。


★★観戦記(店長の情報)★★
2000年9月26日の観戦記


ニューマーケット競馬場はロンドン郊外にある競馬場です。
まず驚かされるのが広さです。めちゃめちゃ広ーい草原に、適当にラチをつけたようなコースは、スケールの違いを感じさせます。この日あったレースだと、直線で2,000mまでとれるようで2,400mではじめてカーブのコースを使用します。(ただ場所がとても広いので直線でコースをとろうと思えばとれるのだと思います)なんとも大きなコースです。
駐車場には数機の小型飛行機も止まっていました。そういえば「飛行機の人は事前に連絡くれれば降りられる」というような案内もあったように記憶しています。なんともスケールの違う競馬場といった感じでした。
全景
私、店長は2000年9月26日に行きました。
店長が行ったときはローリーマイルコースでの開催でした。ニューマーケットには2つのコース(スタンド)がありますのでご注意ください。
入場券は前もってネット経由で購入していたので、それを持っていきました。(Member's Enclosureで16.20ポンドでした)
入場してまずはプログラムを購入(1冊2ポンド)。まずは競馬場を見学しましたが、ここは新しいスタンドを作ったようで、もともとあるスタンドの横に真新しいきれいなスタンドがありました。
コースは直線コースと、直線の1,600mあたりから右斜め上に伸びたコースです。ゴール前は右回りと同じ走り方(右から左へ走る)です。コースは、幅がとても広くなっています。ただ馬はどちらかのラチに頼って走るようですので、基本的に内側のラチ沿いに一団となって走ります。直線の2,000mの場合など、アップダウンと距離の関係で、スタートしてもどこを走ってるか分かりません。また縦位置なのでどのあたりの距離まで来ているかもちょっとわかりづらい感じです。双眼鏡を持っているお客さんも、馬を見るのではなくたいがいビジョンの方を見ています。
ビジョンを見ていても、日本のように馬の帽子が枠の色とかになっていないので、いったい何番の馬が来ているのかがいまいち分かりづらく、接戦の場合は奥の馬の馬番がわかりません。みんな勝負服を覚えてるんでしょうか?
競馬場の観戦場所は3つに分けられています。Member's EnclosureとGrandstand Enclosure、Familyの3ヶ所です。Member's Enclosureから順にゴール板近くの場所となりますが、価格も当然高くなります。
私は今回インターネットで事前に入場券を買ったのですが、せっかくなのでMember's Enclosureをとりました。(ちなみに価格は16.20ポンドでした。日によって入場料が違います。またネットで早めに予約すると割引があります。)
ニューマーケットはMember'sとGrandstandではそんなに場所が離れているわけではありませんが、Member'sのほうが混んでいないのでいいかもしれません。
Member's EnclosureにはDress Codeがあって、Member's Enclosureでは「ジーンズやTシャツ、その他えり無しシャツ、ビーチウエア、トレーナー、過度にカジュアルだったり極端な服装は入れない」と案内に書いてあります。男性はほぼみんなネクタイをしてました。(私もしていきました)
参戦したのは26日(2000年9月26日)、先日のアスコットでの大勝に気をよくしながら移動しました。天気はとてもいい日でした。
ニューマーケット駅からなんとかたどり着き、買ってあったチケットでMember's Enclosureへ入りました。新しい施設のためか、スタンドもパドックもきれいな競馬場でした。
この日は1日6レース開催でしたが、3レースまではまたいつもの悪い癖が出たかと思いましたが4レースで初当たり。当たり馬券はどこの競馬場でも共通ですが、馬券を売っている窓口へ出すと払い戻してくれます。窓口はどこでも払い戻しOKだと思います。ブックメーカーから買った場合は当然買ったところと同じブックメーカーの所に行かないといけません。(私はブックメーカーの馬券は全然当たりませんでした)

パドック入り口からの景色
その後のレースが当たらず、残念ながらこの日は15ポンドほどマイナスというほとんどトントンのような結果となってしまいました。
Newmarketには「The National Horseracing Museum」という博物館があります。
私は時間がなくて行けませんでしたが、時間のある方は寄られてみてはいかがでしょうか。

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