ビンセンス競馬場はフランス・パリ近郊にある競馬場です。
基本的にトロット(車をひいて走るレースなど)が行われています。


★★行き方★★

ビンセンス競馬場へは電車で行きました。方向的にはパリ市内の東側になります。パリの地下鉄のひとつRER「A」で行きますが、「A」は枝分かれしているのでそのなかのA2(Boissy-St-Leger)方面の電車に乗り、Joinville-le-Pont駅で降りると駅から歩けます(写真右)。
店長は行き方を知らなかったため歩きましたが、各駅から送迎バスも運行されていることが競馬場について分かりました。
バスは上記のJoinville-le-Pont駅のほか、地下鉄1番終点のChateau de Vincecces駅からのものもあるみたいです。(競馬場にそこからきたバスがあったので・・・(写真下))


Chateau de Vincecces駅からのバスに書いてあった案内
切符は市内から最寄り駅の「Joinville-le-Pont駅」まで片道で9.50フランでした。(2001年6月現在)
切符は
自動販売機で買えると思いますが、地下鉄の切符ではなく黄色(オレンジ色)の切符で同駅まで(同駅はZone3)買うのだと思います。どうして断言できないかというと店長は競馬場を探して別のルートから来てしまったためです。不明な場合は窓口で聞いてみてください。帰りの切符は駅の券売機でParis行きの切符を買いました。
ただし、ここからが注意点ですが、もしJoinville-le-Pont駅から歩く場合、途中に林のなかの道(舗装はされていますが)を歩くことになります(写真右)。駅から徒歩で15分ほどで競馬場には到着しますが、人気がないときはかなりおすすめ出来ない道です。店長が歩いていたときは子供連れが乳母車とかを押して歩いていましたからよかったですが、人気がなかったり暗かったりしたらそんなところを歩くのはやめて必ずバスかタクシーなどを利用することをお奨めします。(バスの方が楽ですしね)
駅から歩くときの途中の道
(通るのはお勧めしません)
帰りも要注意。さすがにナイターで暗くなってからこの道を歩く気はしませんでしたが、店長は最終レースの前に競馬場を出ました。競馬場前に止まっている各駅行きのバスは、最終レース前には全く動く気配がありません。タクシーなどもおらず、他に帰る人たちはみな車で帰っていました。
車のおじさんが「駅までだったら50フランで乗せってってあげる」とか言われたのですが、歩いて15分だったらタクシーでもそんなにしないだろうと思い断りました。結果的に30分くらいまったところでたぶん偶然来たタクシーに乗って無事駅まで行きました。ちなみにタクシーの料金は29フランでした(ドライバーはちょっとチップが欲しそうだったのですが、フランス語がよく分からないし日本人は金払いがいいと思われるのも今後のためにならないと思いそのまま失礼しました)。
★住所★
2 route de la Ferme
75012 PARIS


★★賭け方★★

<フランス共通の買い方>

Gagnant(ガニャン):単勝
Place(プラッセ):複勝(4頭から7頭の場合1か2着、8頭以上の場合1から3着が当たり)
Jumele Gagnant(ジュムレガニャン):連勝(4頭から7頭の場合は連単(着順どおりに当てないといけない)、8頭以上の場合は連複(1・2着の順番はどちらでも当たり)
連単になる場合はプログラムに「Pari jumele dans I'ordre exact d'arrivee」と書かれています(日本語にするとたぶん「ジュムレは連単で!」と書いてある)。
Jumele Place(ジュムレプラッセ):日本で言う「ワイド」と同じです。選んだ2頭が3着までに2頭とも入ればあたり(8頭以上のレースに賭けられます。着の順番はどちらでも当たり)
Trio(トリオ):3連複(1・2・3着に入る馬を当てる。順番はどれでもよい。従って4頭選んで10フランずつ賭けると計40フラン=4通りとなります。8頭以上の場合に賭けられます)

買い方としては、「レース番号(レースごとに売ってるので言わなくても大丈夫そう)」「金額」「種類」「馬番号」の順で言います。
例えば「1レースで10フランのGagnant、3番を買う場合、「10フラン・ガニャン・スリー」といえば通じます。
窓口はミニマム金額(Wins新宿だったら1,000円単位のようなもの)で分かれているのでそれを見て適切なところに行きましょう。(10FFとか50FFとか100FFくらいに分かれています。これは一点について(馬券の合計金額ではなく)のミニマムのようです)

店長は、フランス語はアン・ドゥ・トロワ(1・2・3)までしか分かりませんが、大体どこの窓口でも英語が通じるので英語で言っても通じるはずです。(そうじゃなかったら、私の場合は4番以降が買えない・・・)
通じづらい場合は、買いたい馬券の内容を紙に書いて見せればそのとおり売ってくれると思います。



★★観戦記(店長の情報)★★
2001年6月1日の観戦記

ビンセンス競馬場はパリ近郊にある競馬場です。
パリ市内からは東側にあるビンセンスの森の中にあります。
私、店長は2001年6月1日に行きました。昼間は全仏オープンテニス観戦を蹴って行ったオートイユ競馬場からのハシゴで、この競馬場はこの日の第二回戦目でした。
入場料は15フラン。入り口で入場料を払って入る。スタンドの中に入ってみると広いながらなかなか空調が効きそうな感じでGood。きっと気候的に寒いときもあるんでしょうね。
コースは左回りです。他の競馬場とは違ってタイヤのついたものが走るため、馬場はかなり固めに設定されており、かなり頻繁に水撒きと地ならしが行われていました。
競馬場内のスタンドはそこそこ大きめでなかなかしっかりしたつくりでした。結構儲かってるのかなぁ?などと考えてしまいました。

こういうやつです。日本にはないですね。
さて、レースの方は、1レースから参加。車の付いたのをひいている競走でしたがアメリカのように前に先導の車はつかず自主的に1列に並んでスタート。1回目のスタートではサイレンが鳴って、そうしたら馬たちが走るのをやめて戻って来ました。どうやらスタートがうまくいかなかったよう。再度同様の形でスタート。今度はOKのようでそのままスタートしました。


全景
4コーナーあたりでターフビジョンに「Disqualifies 7」と出てました。直線に向いてゴールは7・6・2・1・4の順番となるものの、どうやら7と2は失格になったようで結果は6−1となる。5.8倍とかたいがまずは当たり。トロットのレースなので通常の馬の全力疾走の走り方をしたら失格になるよう。馬が走ってるコースの内側を審判車みたいな車が走っているがそこから見ているのか?
2レースもスタート後に画面には「FAUX DEPART」と出てサイレンが鳴る。これが発走やり直しの合図のよう。今回は多頭数だからか先導の車がついていました(写真下)。2回目のスタートでOKになるも結局ハズレ。

スタンド、かなり立派です
3レースは馬は何も引っ張らないレース。どうやらGUらしい。何も引っ張らないといってもトロットなので普通の競馬のようにめいっぱい走るフォームではなく早足の走り方。どうもいつもと感じが違うので違和感がある。このレースも2頭の失格が出てさらにゴール後にはビジョンに「Enquete」と表示。どうやら審議のよう。まあいろいろある競馬だこと・・・。
結局長ーい審議の末、8・9・6・10の順番での入線が8・6・10となる。Exactaが当たり。その3頭を買ってたので「TRIOも買っておけばよかったー」と思っても後の祭り。まあ当たってるのでよしとしましょう。
そして4レースも当たらずちょっと浮きの状態。時間ももう夜10時を過ぎたためここで勝ち逃げすることにする。
競馬場のゲートを出て前に止まっているバスのところに行きましたが、バスは人気もなくまったく出発する気配無し。他にも帰る人はいましたがみんな車の人ばかり。車で帰るおじさんが「駅までだったら50フランで乗せってってやるよ」と言ってましたが、歩いて15分だったらどうみても車なら5分以内なので、きっとかなりふっかけられてると思い、また怪しいおじさんだったらいやなので乗らないことにする。30分くらい待ってやっとタクシーが来たためそれに乗って駅へ。タクシー代は29フランでした。
たぶん最終レースまでいればバスが走るのだと思いますが、途中で帰る場合は手段が少ないので要注意な競馬場でした。

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